東京・明治座「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」の昼の部「不死鳥よ 波濤を越えて-平家物語異聞-」が5月20日、市川團子さんが市川猿之助さんの代役を務めて再開されました。
たった1日の準備期間で市川猿之助さんの代役を務めあげた「市川團子さん」に注目があつまっています。
・市川團子さんの家系図が凄すぎる!
・祖父母や叔父は有名人?
こちらについて調べてみました。
市川團子の家系図が凄すぎる!
市川家の家系図
市川團子さんのお父さんは市川中車(香川照之)さんです。
市川中車さんと市川猿之助さんは従妹同士にあたります。
市川團子さんは、2012年8歳で初舞台を踏んでから11年。
歌舞伎役者として幼いころから舞台にたっていました。
市川團子と市川猿之助はどんな関係?
猿之助の「いとこおい」?
團子さんは、猿之助さんの従兄弟・市川中車(香川照之)さんの子供なので、【「従甥(じゅうせい)」または「いとこおい」】になるそうです。
一般的には、【いとこおい】と呼ぶそうです。
あまり聞きなれない言葉ですね。
2012年、「九代目市川中車襲名披露公演」お練りの囲み取材中にじゃれ合う(前列左から)「五代目團子」を襲名する香川政明君(左)と「四代目猿之助」を襲名する市川亀治郎
Photo By スポニチ
まだ小学生のころの市川團子さんと市川猿之助を襲名した市川亀治郎のころのお写真ですね。
市川中車さん、市川猿之助さん、従妹同士お顔が似てますよね。
幼いころの面影ありますね。
市川猿之助は憧れの存在
市川團子さんにとって市川猿之助さんは【憧れの存在】のようです。
初舞台から11年「ずっと楽しい」 目指すは祖父・猿翁と猿之助「背中を見て追いかけたい」
市川團子さんは、今回の猿之助さん舞台に、夜の部「三代猿之助四十八撰の内『御贔屓繋馬』(ごひいきつなぎうま)」に百足のお百役で出演していました。
公演前のインタビューでは、市川猿之助さんへの想いを語っていました。
――これまでも何度も共演されていますが、猿之助さんは團子さんにとってどんな存在ですか?
“憧れ”と“かっこいい”が大きいです。『三国志』ではお父様の役(関羽)を演じられていて、後ろをついて歩く場面があったのですが、背中がとにかくかっこよかったです。
引用:マイナビニュース
――自分もこうなりたい! というように憧れている部分を教えてください。
引用:マイナビニュース
すごすぎてまだ何もわかりません(笑)。じいじと猿之助さんの2人が僕の中で一番の憧れなので、そんな役者になれるように必死に食らいついていきたいと思っています。
その背中を追いかけているという熱い想いが伝わってきます。
――猿之助さんに言われたことや教えてもらったことで大事にしていることはありますか?
引用:マイナビニュース
「1日2個のことを直せば、25回公演があるから50個のことを直せる」とおっしゃってくださって、それは大事にしています。
今回の事件は市川團子さんにとっても、大変な衝撃だったことがうかがえますね。
市川團子の祖父母は?
祖父・二代目市川猿翁さん
祖母・浜木綿子さん(女優)
歌舞伎界のサラブレッドですね。
市川猿之助の代役を務めた市川團子・評判は?
市川團子さんは、稽古一日だけで、大役を演じ切りました。
團子は1日だけの稽古で、大陸に渡った平家の武将を堂々と演じた。猿之助より身長が10センチ近く高いため、急きょ猿之助の衣装を直し合計10着ほどを使用した。
歌唱シーン、スピード感ある立ち回り、情感あふれる演技で、愛する人との別れの場面や、家臣に「生きて、生きて、生き抜くのだ!」と声をかける場面では、あちこちで目頭を押さえる観客の姿が見られた。
引用:日刊スポーツ
「生きて、生きて、生き抜くのだ!」というセリフは涙なしには見れなかったそうです。
世間の声
今回、市川猿之助さんの代役を見事に務めた市川團子さん。
終演後、ツイッターにあふれたファンの方々の感動の声です。
・もう代役とか超えて、そういうクオリティじゃないものを出してくれた…
市川團子はすごい役者になるよ、ってかなってるよ
・市川團子さんの熱演とその裏にある重責を思うと泣けた。
でも切れかけた 澤瀉屋の命の糸の両端を、團子さんが掴んで繋げてくれた瞬間を見た。
まさしく波濤の海に飛び込んだ澤瀉屋… 私たちファンは舞台を見続けるしかできないけど最後まで見届けたい
・團子さん。 君はどんだけいろんなものを背負わなきゃいけないの。 一生応援する。
・市川團子。若きヒーローの誕生だ。
若々しい声(歌も安心して聴ける)もスラッとした姿も凛々しい顔も、動き(立ち回り)もいい。これもうスーパー歌舞伎は、いつでも團子さんでいけるんじゃない?
歌舞伎ファンは幼少期から応援してるかたが多く、みなさんスタンディングオベーションせずにはいられなかったのですね。
Twitterにも溢れんばかりの賞賛の声・感動の声がツイートされています。
まとめ
・市川猿之助さんにとって【いとこおい】にあたる人
・祖父は市川猿翁さん
・祖母は女優の浜木綿子さん
乗り越える為に、若干19歳の市川團子さんに白羽の矢が立ちました。
いつも追いかけていた人の不幸な事件に、また歌舞伎界の重圧プレッシャーは19歳の青年にはあまりにも重すぎるものだったことでしょう。
幼少期から歌舞伎の世界で生きて、歌舞伎以外に興味はないと言い切る團子さん。
これからの若い世代の歌舞伎を牽引する存在になることは間違いなさそうです。
今回の不幸な事件で、思いがけず歌舞伎の世界を垣間見ることになった世間の人たちにも、すばらしい役者さんがいるということが伝わったのではないでしょうか。
私も歌舞伎を見てみたいと思いました。