芦原妃名子さん・ブログ全文「セクシー田中さん」ドラマ化についての思い

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漫画家・芦原妃名子先生、突然の訃報に驚きを隠せません。

私は、漫画・ドラマ「セクシー田中さん」を視聴しておりました。

「セクシー田中さん」は、普通のドラマとちょっと違っていて、面白いストーリーでした。

見る人にとって勇気をもらえるようなお話で、田中さんのキャラも個性的で好きでした。

・芦原妃名子先生がドラマ化にあたって、様々なことを思い悩み制作に携わっていたことをブログに書かれていました。

・ブログ全文を紹介します。

目次

芦原妃名子さん・ブログ全文「セクシー田中さん」について

芦原妃名子先生は、「セクシー田中さん」ドラマ化するにあたり、様々な苦労、思いがあったようです。

ドラマ終了してから、制作に関するご苦労をブログに綴りました。

芦原妃名子先生Xツイート全文

2023年1月26日、芦原妃名子先生は、ご自身のXにこのような投稿をしていました。

※現在は削除済です。

画像の文字が小さいので、原本画像の後に、文字起こししたものも紹介いたしますね。

出典:芦原妃名子先生 X

芦原妃名子先生は、今回の投稿に関して、小学館と相談して投稿したと記しています。

芦原妃名子先生が勝手に投稿したものではないということです。

事の発端は、ドラマの脚本家が自身のインスタグラムに、9話・10話の脚本を書かなかった理由を投稿し、芦原妃名子先生のことを「原作者」と記したことが発端でした。

芦原妃名子先生は、なぜそうなったかの説明をしなければならなくなり、ブログとXを投稿したのでした。

ブログ全文

芦原妃名子先生のブログ全文です。

芦原妃名子さん・ブログ全文(原文まま)

「ドラマ「セクシー田中さん」をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。色々と悩んだのですが、今回のドラマ化で、私が9話、10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情を、きちんとお伝えした方が良いのではと思い至りました。この文章を書くにあたって、私と小学館で改めて時系列にそって事実関係を再確認し、文章の内容も小学館と確認して書いています。ただ、私達は、ドラマの放送が終了するまで、脚本家さんと一度もお会いすることはありませんでしたし、監督さんや演出の方などドラマの制作スタッフの皆様とも、ドラマの内容について直接、お話させていただく機会はありませんでした。ですから、この文章の内容は私達の側で起こった事実ということになります。「セクシー田中さん」は一見奇抜なタイトルのふざけたラブコメ漫画に見えますが…。自己肯定感の低さ故生きづらさを抱える人達に、優しく強く寄り添える様な作品にしたいという思いが強くあり、ベリーダンスに纏わる方々の思いにも共鳴しながら、担当編集と共に大切に描いてきた漫画です。ドラマ化のお話をいただき、当初の数話のプロットや脚本をチェックさせていただきながら、最終的に私が10月のドラマ化に同意させて頂いたのは6月上旬でした。「セクシー田中さん」は連載途中で未完の作品であり、また、漫画の結末を定めていない作品であることと、当初の数話のプロットや脚本をチェックさせていただいた結果として、僭越ではありましたが、ドラマ化にあたって、

・ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく。

・漫画が完結していない以上、ドラマなりの結末を設定しなければならないドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様「原作者があらすじからセリフまで」用意する。原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたいので、ドラマオリジナル部分については、原作者が用意したものを、そのまま脚本化していただける方を想定していただく必要や、場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある。これらを条件とさせていただき、小学館から日本テレビさんに伝えていただきました。また、これらの条件は脚本家さんや監督さんなどドラマの制作スタッフの皆様に対して大変失礼な条件だということは理解していましたので、「この条件で本当に良いか」ということを小学館を通じて日本テレビさんに何度も確認させていただいた後で、スタートしたのが今回のドラマ化です。ところが、毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていました。

・漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう。

・個性の強い各キャラクター、特に朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される。

・「性被害未遂・アフターピル・男性の生きづらさ・小西と進吾の長い対話」等、

私が漫画「セクシー田中さん」という作品の核として大切に描いたシーンは、大幅にカットや削除され、まともに描かれておらず、その理由を伺っても、納得のいくお返事はいただけない。といったところが大きなところですが、他にも細かなところは沢山ありました。

「枠にハマったキャラクターに変えないでいただきたい。私が描いた「セクシー田中さん」という作品の個性を消されてしまうなら、私はドラマ化を今からでもやめたいぐらいだ」と、何度も訴え、どうして変更していただきたくないのかということも丁寧にご説明し、粘りに粘って加筆修正し、やっとの思いでほぼ原作通りの1〜7話の脚本の完成にこぎつけましたが…。

脚本家さん、監督さんといったドラマ制作スタッフの皆様と、私達を繋ぐ窓口はプロデューサーの方々のみでしたから、プロデューサーの方々が当初「ドラマ化の条件」として小学館から日本テレビさんに伝えていただいた内容を、どのように脚本家さんや監督さん、ドラマ制作スタッフの皆様に伝えていらっしゃったのか、残念ですが私達には知る術はなく、当初お伝えした「ドラマ化の条件」はどうなってしまったのだろう?という疑問を常に抱えた状態での加筆修正の繰り返しとなって、その頃には私も相当疲弊していました。そして、私があらすじ、セリフを準備する終盤のドラマオリジナル展開は8話〜10話となりましたが、ここでも当初の条件は守られず、私が準備したものを大幅に改変した脚本が8話〜10話まとめて提出されました。特に9話、10話の改変された脚本はベリーダンスの表現も間違いが多く、

ベリーダンスの監修の方とも連携が取れていないことが手に取るように分かりましたので、「当初の約束通り、とにかく一度原作者が用意したあらすじ、セリフをそのまま脚本に落としていただきたい」「足りない箇所、変更箇所、意見はもちろん伺うので、脚本として改変された形ではなく、別途相談していただきたい」といったことを、小学館から日本テレビさんへ申し入れをしていただきましたが、その後も、大幅な改編がされたプロットや脚本が提出され、それを小学館サイドが「当初の約束通りに」と日本テレビさんにお戻しするという作業が数回繰り返されたと聞いています。最終的に、日本テレビのチーフプロデューサーの方から「一度そのまま書くように」との指示が出たとも伺っていましたが、状況は変わらぬまま約4週間が過ぎてしまいました。

ドラマの制作スケジュールのリミットもどんどん迫っていましたので、本当はドラマオリジナルとなる8話〜10話全ての脚本を拝見してオリジナル部分全体で、加筆修正をさせていただきたかったのですが、8話だけ、何とか改変前の内容に修正させて頂いて、日本テレビさんにお渡しすることになってしまいました。9話、10話に関する小学館と日本テレビさんのやりとりを伺い、時間的にも限界を感じましたので、小学館を通じて9話、10話については、当初の条件としてお伝えしていた通り、「原作者が用意したものをそのまま脚本化していただける方」に交代していただきたいと、正式に小学館を通じてお願いしました。

結果として、日本テレビさんから8話までの脚本を執筆された方は9話、10話の脚本には関わらないと伺ったうえで、9話、10話の脚本は、プロデューサーの方々のご要望を取り入れつつ、私が書かせていただき、脚本として成立するよう日本テレビさんと専門家の方とで内容を整えていただく、という解決策となりました。

何とか皆さんにご満足いただける9話、10話の脚本にしたかったのですが…。素人の私が見よう見まねで書かせて頂いたので、私の力不足が露呈する形となり反省しきりです。漫画「セクシー田中さん」の原稿の〆切とも重なり、相当短い時間で脚本を執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかったことも悔いてます。9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます。

最後となりましたが、素敵なドラマ作品にして頂いた、素晴らしいキャストの皆さんや、ドラマの制作スタッフの皆様と、「セクシー田中さん」の漫画とドラマを愛してくださった読者と視聴者の皆様に深く感謝いたします。

2024.1.26
芦原妃名子

※こちらのブログ、10年も放置してしまったため、1日の訪問者数が既に一桁でして…なので今回、X(旧Twitter)新規アカウントを作って、同時にご報告させていただいてます。」

出典:http://ashihara-hina.jugem.jp/

芦原妃名子さんの作品への思いが綴られていますね。

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小学館 第一コミック局編集者一同が声明発表

小学館としてではなく、【小学館 第一コミック局編集者一同】が声明を発表しました。

小学館、会社としてではなく、現場の編集局からのコメントだそうです。

会社として声明を出さないことに、どうしても納得がいかなかったようですね。

現場の編集者の方々の無念の思いが伝わってきました。

芦原妃名子さん・「セクシー田中さん」ブログ・X削除について

私は、ドラマ「セクシー田中さん」最終回も楽しく拝見しました。

ブログ・X削除について

芦原妃名子先生は、ご自身のXで1月26日に投稿したツイートを削除し、

攻撃したかったわけじゃなくて。

ごめんなさい。

とツイートされていました。

攻めるつもりで書いたわけではない、ただ読み手によって解釈は様々だったため、大きな話題になってしまった為、削除されたのでしょうね。

原作者ならではの葛藤もあり、ドラマ制作への思いもあり、いろいろな狭間で悩まれていたのですね・・・

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最後に

私はドラマから入りましたが、楽しく視聴していました。

今は本当に残念で、悲しい気持ちです。

芦原妃名子先生のご冥福をお祈りいたします。

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