ついに「VIVANT」が最終回を迎えましたね。
ドラマには沢山の伏線があり、考察も過熱しました。
中でも2つの漢文が続編への伏線ではないかと言われています。
・ドラマで乃木が発した2つの漢文の意味は?
・漢文の意味から続編の可能性と野崎が別班の可能性は?
こちらについて調べてみました。
VIVANTの漢文の意味は?続編への伏線?
第10話・最終回「乃木とノコルの会話」
罪を償う為、日本の公安警察に逮捕されたベキ・バトラカ・ピヨの3名。
しかし、日本に潜伏しているモニター・新庄の力を借りて、脱走しました。
ベキが日本に戻ってきた本当の理由は、【40年前、バルカで諜報員として活動中に、一家を救出せず見殺しにした黒幕(内閣官房副長官の上原)へ復讐するため】でした。
バルカに残っていたノコルは事前にベキの覚悟を知っていました。
乃木は日本に戻り、現場に駆けつけ別班員として、ベキとバトラカ・ピヨの3人を銃で撃ちました。
バルカに残っていたノコルに乃木は電話をしました。
ノコルは事前に、ベキの覚悟(乃木憂助に撃たれる)を知っていて、「父のお墓をバルカに建てたい」と伝えました。
その時、乃木はノコルにこのように漢文を伝えて、電話を切ったのです。
「皇天親無く 惟徳を是輔く。」(こうてんしんなく、ただとくをこれたすく)
意味:「天は公平で特定の人物を贔屓することなく、徳のある人物を助ける」
「花を手向けるのはまだ先にするよ」⇒神仏や死者の霊に供物をささげること。
意味:ベキ達は生きている。
第7話「乃木と野崎の会話」
バルカ共和国へ向かう飛行機の中で、乃木と公安の野崎の会話でも、難しい漢文が出てきました。
乃木がすでに、別班であると野崎は知っています。
機内でうたたねしている野崎の手を突然取り、言ったのでした。
「鶏群の一鶴、眼光紙背に徹す」(けいぐんのいっかく、がんこうしはいにてっす)
意味:「鶏群」とは鶏の群れを意味で、その中にひと際、際立った鶴が1羽いる、それが野崎である。
「眼光紙背に徹す」とは、紙の裏側まで見通して、書かいてある文章だけでなく、行間やその奥深くにある意味までもくみ取るという意味になります。
あなたは、公安の中でも優れた才能の持ち主である、目の前で起きていることだけではなく、その裏側も見てほしい。あなたならそれが出来るだろう。
野崎は、じっと乃木をみつめていました。
VIVANT・漢文は続編への伏線?最終回のベキは生存している?!
7話の漢文の意味はそのあと、伏線回収されました。
乃木が別班仲間を撃って、黒須を裏切り、別班を裏切ったように見せかけ、じつは別班としてテントに潜入していたことが分かったからです。
野崎は乃木の漢文の意味をくみ取り、その後バルカでバルカ警察と協力して乃木に合流しました。
あの漢文の意味を理解できるのは、なかなか難しいのではないでしょうか?
特別に訓練されたものにしか、くみ取れないような気もします。
野崎と上原の会話から
最終回の乃木の言葉「皇天親無く 惟徳を是輔く」「花を手向けるのはまだ先にするよ」
「天は公平で特定の人物を贔屓することなく、徳のある人物を助ける」
おそらく、ベキ達は生きているのでしょう。
そしてさらに、野崎がベキ達から解放された、内閣官房副長官の上原に今回は、無理心中で話は進んでいると、ベキ達3人は煤(スス)同然で発見されたと話します。
上原の家族さえ口裏を合わせてくれればよいといいます。
上原「この目ではじめて見たよ。別班」
野崎「ふ(笑)反対の立場でいらっしゃいましたからね。」
上原「シビリアンコントロールが効かない連中だ。今回は命を救われたが危険性は常にはらんでいる。」
野崎「彼らは選ばれた人間です。誰よりもこの国を愛し、この国のために動いています。」
上原「もし暴走するようなことがあれば」
野崎「僭越(せんえつ)ながらこれ以上は慎まれたほうが・・・命取りになりかねません。」
野崎「別班はどこにいるか分かりませんからね」
上原「・・・」
そして、エンドロールの最後、街中の雑踏の中で、野崎が乃木の背中を振り返って、見送るシーンがありました。
はじめは、後ろ姿をニヤっと笑って見送り、すぐに背を向けます。
しかし、すぐに振り返り、意味深な表情でじっと乃木の後ろ姿を見つめるというシーンがこのドラマの最後でした。
そして、私の勝手な考察です(笑)
野崎と上原の会話で違和感を感じませんか?
今まで、野崎は別班に対して、好感を持つような言葉や態度はありませんでした。
かなりの上司である上原に「別班はどこにいるか分かりませんからね」と言い放つこと自体が、違和感です。
まるで、自分が見ていますよと言っているように私には、聞こえます。
野崎は公安でありながら、別班の任務をしている、というのはあり得ないでしょうか?!
まとめ
全10話では足りない!もっと見たい!早く続編を!!!の声がネットにあふれています。
福澤克雄監督は、「第3部まで考えて作っている」と言っていましたね。
いつかこの謎や伏線では?と思われることも続編で回収されるのでしょうね。
全10話、復習してみたいと思います。